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おじいちゃんが建てた会社が倒産した

役立ち オピニオン

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いつもと変わらない帰省

4日前くらいに、東京から実家の岐阜に帰省してきました。

いつものように家族、おばあちゃん、叔父さんとかに、生煎餅とレーズンサンドのお土産を持って。


今回ぼくが実家に帰った理由は、妹の成人式前撮り写真を撮るため。前撮りって、スタジオ借りてちゃんと撮影すると1ポーズで1万くらいするらしく、カメラマンをやっているぼくにお願いしたかったそう。

岐阜県は美濃市というところにあるうだつの町並みを背景に、妹、お母さん、おばあちゃん、ぼくの4人で散歩しながら良さげのスポットがあったら撮影するという感じで写真を撮っていました。

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素晴らしい町並みです。ご飯もおいしかった。


その帰りの車でおばあちゃんはこんなことを言った。

「最近、ビニールが不調でねえ。仕事が全然あらへんのやて。」

実は、6年前に他界したぼくのおじいちゃんはビニール袋の下請け工場を建てて経営していた。そしておじいちゃんが亡くなってからは、おばあちゃんが引き継いでずっと続けていた。


なにはともあれ別に会話は深刻な雰囲気でもなかったし、ぼくは特に気にせず帰って家で写真編集をした。


次の日はおばあちゃんの家へ

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ぼくは帰省するたびに、仏壇にお供え物をしてご先祖様に挨拶するためにおばあちゃんの家に行く。そして今回もいつものようにおばあちゃんの家に行ってきた。

すると、おばあちゃんが昼間から居間で布団を敷いて寝ていた。


「おばあさん、何を昼間っから寝とんさるんやね。」

お母さんがそう言うとおばあちゃんは、

「会社が倒産してまったんやて。まあやることあらへんで寝とるんや。」

ケロっとしながらそう話した。まだ受け入れらていない感じだった。

取引先の会社から下請けとしてビニール袋を生産していたのだが、その取引先の会社の社長から役員まで全員が夜逃げしたという。電話をしても全く繋がらず、もうその会社には取り立てが来ていたようだ。

だから、おばあちゃんの工場も仕事がなくなって倒産してしまったというわけ。


この時、ぼくはおばあちゃんに何も言うことが出来なかった。

ただ圧倒され、こんなことが本当にあるんだと思った。

それでも、時代や景気が変わるにつれて会社が潰れてしまうなんてよくあることだし、ぼく自身も自分で事業を起こしている身だから、普段からそれなりの覚悟を持っている。

だからかは分からないけど、それ以上には何も感じなかった。


生きがい

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ぼくはおばあちゃんの会社が倒産するということよりも、おばあちゃんの生きがいの方が気がかりだった。

70歳を過ぎても毎日働いていたわけだし、多分本人は身体が動かなくなるまで仕事を続ける気だったと思う。

今回の出来事で、おばあちゃんの生きがいの多くが失われてしまった。

お母さんは近くの市民施設で行われているヨガ教室とか社交ダンスみたいな、そういうイベントに参加しなよと提案していた。

これが賢明な選択なのかな。まだあれから時間もあまり経っていないし、ぼくにもどうするのが正解なのか全然見えてこない。

まあそれはおばあちゃんが決めることだけど。


安定は安心ではない

安定しているモノを見つけると、人間はどうしてもそれを手に入れたくなってしまう。

それは仕方がないことだし、無理にこの考えを変える必要はないと思う。

ただし、安定を手に入れてそこで安心してしまったら、たちまちそれは安定ではなくなるということを覚えておいて欲しい。

それは金銭的な面で生活出来なくなるということよりも、今後の人生の生きがいという面にまで響いてくる。

ぼくのおばあちゃんはハートが強かったしこれまでたくさんの失敗も経験してきたからこそ、今回の出来事があっても人生に絶望することなく、なんとか前向きになれている。

何十年もやってきた仕事を失ったら。一生一緒にいると約束したパートナーが突如いなくなったら。

人生なにが起こるかわからないからこそ、モノではなく自分の経験に安定を見出して欲しい。



コメント


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手に入れるときに失うことを前提とする必要はないけれど、失ったときに柔軟に対応出来るよになるためには、日頃から失敗を恐れない挑戦心を持って生活することが重要だと思いました。


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